「香水砂漠」と呼ばれるほど、欧米に比べて売り上げが伸びなかった日本の香水市場が拡大している。コロナ禍を機に、若年層で人気が高まっているためだ。
百貨店は売り場を広げ、メーカーも新たなサービスを打ち出すなど顧客開拓を図っている。
松屋銀座(東京都中央区)の香水売り場で6月下旬、若い女性客らが次々に商品を手にとり、好みの香りを品定めしていた。
海外の高級ブランドなど定番商品のほか、トマトやバジルといった食べ物から発想を得たユニークな香水も並ぶ。
香りが強すぎない商品を意識的にそろえており、担当者は「個性を表現する手段として香水を購入する若者が多い」と話す。
同店は2022年夏、売り場を2倍に拡張した。インバウンド(訪日外国人)効果も大きいが、免税分を除いても6月の売り上げは前年同月比で18%増加した。
売り場を訪れる客の約4割は男性が占める。
伊勢丹新宿店(東京都新宿区)も昨秋、売り場を1・5倍に拡張し、5月の売り上げは約2倍に伸びた。
調査会社の富士経済によると、国内の香水市場は拡大しており、24年は547億円と、20年より3割以上伸びる見込みだ。今後も成長を続けるとみている。
「砂漠」と呼ばれた日本の香水市場、若年層で人気に高まり…ファッション感覚で使い分けも
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20240717-OYT1T50255/
引用元: ・日本で香水人気が急上昇 4割は男性 臭いケアはもはや最低限のエチケット、香水無しでは人にあらず [323057825]
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